富山遠征とお人好し泣き尺岩魚

お地蔵さん

2013年07月17日 20:28

7月14日&15日



恒例となったI先生との夏遠征。
今年は富山へ。

行きの道中は、9寸岩魚がバンバン飛び出す妄想話。
夢です。夢。
二人で喋りながらだと長距離運転も苦になりませんね。

取っておきの長い区間は明日早起きして頑張る今回のメイン。
まずはイブニングまではダム上に入りました。



一投目、幸先良く流れのたるみから岩魚が飛び出してくれます。



ウェットウェーディングが快適な季節。
下半身が冷んやりキュン(笑)

やはり富山といえども真昼間は厳しいです。

小休止の後、4時頃から少し期待のもてる区間へ。
とっておきの区間はあくまでも明日。

ダム下の区間は渇水。

巻返し、岩裏、たるみを順番に丁寧に。
良さそうなポイントは何度も何度も何度も(笑)
ストーカーです。

普段ならスルーしそうな岸際のプール。
一投目。小さな流れが合流する場所に着水した瞬間。底からいきなり大きな影が。
「モコ」食い損ね。流れるフライを尚も追いかけて来て「モコ」食い損ね。
『うげっドラグ掛かった。で、デカイ』『尺や』『もう出ないかな?』
ドキドキドキドキ。深呼吸して二投目。『うげっまたドラグ掛かるー』「モコっ」食い損ね。

『あかん、何しとん俺。』一呼吸入れてフロータント処理。
三投目。無視される。四投目。無視される。『やっぱり、もうあかんわな』
望みがあるとすれば、一度もフックに触れてない事。諦めきれずに、でも慎重に五投目。ドラグ無しで自然に流れ始めた瞬間。「モコ〜」『よっしゃ』「ドスっ」プールをトルクフルに走り回るのを耐えてかわして。

ネットを差し出した瞬間、一気に一段下に逃げようとします。
『うげー、やめてー』耐えれるか?耐えれるか?耐えれません。急流を下られます。ロッドは満月、テンション最大。
『ヤバイ、切れるかも』とっさにプールに飛び込み、テンション保ちながら更に一段下ります。

岩魚はもう一段下ろうとパワー全開。『あかんて、こっち向けって』ギリギリのテンションで耐え、こちらを向いた瞬間に一気に距離を詰め岩盤に追い詰めネットイン。『やった、めっちゃ太いわ』先生も尺あるんちゃうって言ってくれてます。
しばし岩魚を眺めながら放心状態。『めっちゃ太いわ』『厚みが凄いわ』『バレるか思た』





なんど測っても29.8㎝(笑)
でも以前釣った尺岩魚より遥かに太いし分厚いしパワフル。
この区間、今日のお昼は先行者の車が止まってた。時間が経って活性が戻ったのか、先行者はスルーしたのか。
どちらにしても、とてもお人好しな岩魚。何回もフライに出てくれてありがとう。
感謝しながら優しく両手を添えてリリースです。



短い区間なので、初日はここまでとします。

明日はこの区間の下流の長い区間をやることとします。期待大です。

宿は「長谷や」さん。昔ながらの立派な造りです。


ビールと料理で満腹。直ぐに睡魔に襲われ就寝。明日はあの区間で尺!

「ザァー、ザー」『ん?』『雨やん、本降りやなぁ Z z z』
朝4時。「うーーー」『ん?サイレン?サイレン? ダム放流? 何〜』
飛び起きて窓から川の様子をしばらく眺めてると、水かさが増えてカフェオレ色に変化。
『今日は駄目やん、あの区間とってたのに。』かなり落胆しましたが、自然はどうしようもありません。
先生と相談して大移動を決意。2人とも何故か避けてた石徹白へ。帰る道中やし、南に下った方が雨の影響少ないかと。



途中の景色。





菅沼合掌造集落 世界遺産。

初めての石徹白川到着。
しかし、こちらも大増水、、、。でもロッド振りたいのでポイント探し。流れの緩いポイントをラン&ガン。



やっぱり魚はいっぱい残ってます。
ここでも、何度も何度も何度も怪しいポイントは流します。
しつこく流してると底からゆらりと岩魚が浮上してフライを咥えてくれます。





C&R区間、本流などピンポイントを探りながら移動。一番良かったのがC&R上流部。
何尾が2人で岩魚を追加です。バラし多数。
平水時に再度訪れたい渓ですねー、あの本流でバラしたのもデカかったなぁ。






富山のあの区間を先生と遡行出来なかったのが一番の心残り。
でもどっぷりフライフィッシングに浸れた2日間、先生ありがとうございました。
次回も安全(笑)な釣行を心掛けます(笑)。また来年どこかに遠征しましょう。





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