執念の・・・寒かったぁ

お地蔵さん

2012年04月07日 23:19

富山出張仕事帰りにルートを変えて蒲田川に。




九時からメガネ橋上流のプールでライズ待ち。
今日は時間も無いのでメガネ橋上流の大き目のプールでピンポイントで粘る作戦です。


でも、あの暴風以来、日本海側は冬型の気圧配置。

横殴りの吹雪が収まりません・・・。
こんな時が蒲田はいいと言いますが・・・。

手はかじかむし、フライは結べないし・・・

「もう、帰ろかな・・・」

何度もくじけそうになります。 

ライズの無いまま(時間早いし)
河原に立ち尽くしてガタガタガタガタ・・・

キャストは出来ないので、吹流しのように流して
着水作戦・・・無反応・・・

吹雪継続中。

「あかん・・帰ろかな」

車まで戻ると・・・少し収まった感じ。



「せっかくやし もう一回行こか」


また吹雪・・・

でも良く見ると・・・

「ライズやんっ やっとライズ」(11時過ぎ)
(あんなに凍えてたのに、身体に血が巡ります)

CDCダン16番で手前のライズから・・・

「あかん・・・風と雪でフライが見えん・・・」

何とか狙いの筋を流せるも、なんかちがう物食べてる感じで・・・
フライの奥で出ます・・・ ちゃうわティペットが伸び切って着水してるから微妙に
「ドラグで流れより早く流れてるわ」
メンディングしようにもラインが吹き上がって・・・

でも、どうしようもありまへん・・・あたしのテクとこの吹雪では。


「あ~ もうあかん さぶい 死ぬ」

と。プールの流芯の向こうで、デカイのが全身出してライズ・・・ダンか・・・

「う~ あれがあかんかったら か え る」(このときは無理って思ってます)

フライもそのままで風に逆らってキャスト~
「見えん フライが雪で見えん・・・」

フライを見ると水分が凍結して浮力を失ってます・・・「あかん・・・」

最後の力を振り絞って、赤いインジケータを付けた
何年か前に巻いた不細工やけど見やすい16番ソラックスダンを震えながら・・・
「これやったら見えるやろ・・・」
流れに対して直角にキャストすると、なんとかはるか上流にフライが着水します。

何度かトライして感じを掴み・・・ライズとのタイミングと距離を掴みます。

「もう これ最後・・・ さぶい」ガタガタガタガタ
「ふんっ」(きゃすと)

狙いの筋の上流に偶然着水・・・・・・・

「ゴボっっ」・・「わっ おっ よっしゃ」(フッキング)

あのデカイ奴や~

「おっ~ おっ~」

一瞬見えた口元のいいとこにあの赤いエアロドライの赤が見えたので
強引に寄せます・・・
身体が冷えて動きが・・・下流まで持っていかれる・・・

「ネット ネット」凍結してるネットを水で融かしながら・・・

『おっしゃ~ やった やった 尺あるんちゃうん~?』

まじで粘った甲斐ありました。



写真では分かりにくいですが 頭が小さいわりに、お腹のボテっとさと体高が凄い。
28.5センチ。めっちゃ食べたマッチョ。


今日はドラマは無いと思ってたけど・・・諦めずに頑張って良かったぁ~
「マジで嬉しい サイズよりも何より俺のフライに出てくれたことに・・」

まだまだ修行が足りませんが、今日はまさに冬山の様相。
釣った瞬間に日差しが戻るところもありがたいような・・・

いい魚に出会えて、今年もようやく渓流デビュー出来ました。
(やっぱ海もええけど、渓流は格別です)




車に戻るとネットがカチカチ。(風でたなびいてる訳じゃありません・・・)
昼で-4℃って。



ここ何年かの年に一度の蒲田遠征・・・忍耐を学びました。

















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